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問い
あなたは、他人の目が気になりますか?他人の目を気にして「みんな」(多数派)に合わせてばかりいたら、主体性・自立性の確立が困難になるでしょう。しかし周りと協調性を失い、ただ自己主張ばかりしていたら、ただのエゴイストになってしまうでしょう。あなたは自分を振り返ってみて、主体的に生きていると思いますか。
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生徒たちの答え③
私の座右の銘は「付和雷同」です。〔中略〕とはいえ友だちがいなくては毎日楽しくないのです。今では適度に自分を出して生きています。「付和雷同」なところは変わらないけれど、最近は「臨機応変に付和雷同」になってきました。日本の「集団」を全否定はしないけれど、もう少しどうにかならないのかと思います。
生徒たちの答え④
小学生のころ、先生が「これからこの3つの案の中から、何をするか決めるから一人一回手を挙げてね」というと、必ずまわりの人が手を挙げるのを見ながら自分も挙手するといった子がいたものだ。少数派として自分の意見をいったら後で「なんであんなのに手を挙げたの? 絶対~の方がいいじゃん。おかしいよ」といわれることも少なくない。でも、これは自己を否定されたということになり、本人としてはかなり傷つく。実際私にもそのような経験があるからよくわかる。そんな環境の中で育っていく日本の子供たちが大人になったとき、自己主張の許されない社会ができあがるのは当然といえば当然である。
つづく
(ICU高校生のキリスト教概論名(謎)言集に登載)